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司書 レポート 図書館サービス特論

図書館司書資格【近大通信】

提出回数3回…

「サービス」には自分は向いてないのか?と思うほど、提出を重ねました(;’∀’)

丸写しは合格できません。参考にしていただき、自分なりに調べ、改良してください。

レポート説題

身近にある公共図書館を実際に観察し、その図書館で行われている課題解決支援サービスの内容及び特徴を述べると共に、設置されている地域の課題を考えると他にどのようなサービスが実現可能か具体的に提示しなさい。 

合格レポート

 1、事例に採用した図書館  

☆県にある☆市立図書館内の「☆市民図書館」について調べた。 

 ☆民図書館には西部図書館と移動図書館もあるが、今回は本館である☆市民図書館のみについて観察した。 

2、実施されている課題解決支援サービス  

1 ビジネス支援  

ビジネスコーナーではビジネスに関する資料や雑誌が並べられている。関連機関との連携がされており、☆県労働局、ハローワーク、☆県独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(☆支部)が作成した「早期就職への道」というチラシや、ハローワークの求人情報の案内等がある。また、☆県福祉人材派遣センターより、「福祉のお仕事 出張相談」として、主婦や転職希望者、学生を対象とした福祉に興味をもった方への橋渡しになるような案内もある。また、「これからのビジネス」という特設コーナーが設置されており、コロナ禍で変化しつつある仕事に関する本で、オンラインの採用やお家時間の仕事術、女性の社会進出、AIに関する資料が並べられている。 

2 SDGsに関する取り組み 

世界共通の目標であるSDGsと関連して、☆市は☆市が目指すまちの姿の実現に向けて、2020年7月、市の理念や取り組みが評価され、国から県初となる「SDGs未来都市」に認定された。そこで、☆市民図書館でも「SDGs本棚展示ブックリスト」の「SDGsの本棚シリーズ」として、児童書と一般書に分けて、目標ごとに本の紹介をしている。2021年度の特別展示としてのコーナーがあり、関連した本を見やすく展示し、貸出することができる。また、ティーンズコーナーや一般書のコーナーにも資料を紹介するプリントが用意されていて、それは持ち帰ることができ、課題と資料である本を直接つなぐ役割を果たしている。 

3、地域の課題 

☆市の取り組みでは“子育てしやすいまち”をしており、人口減少社会といわれる中で、人口がV字回復している。平成25年の29万349人から、4年連続で人口が増加しており、令和3年7月現在では3053805人と増え続けている。(※1) これに合わせて、☆市の幼稚園増加数は1で少ないものの、幼保連携型認定こども園の数は平成27年の1から令和2年で13にまで増加している。園児数は96人(平成27年 29行)から1673人(令和2年)と急激に増えている。これに対して、小学校児童数、中学校生徒数は増加傾向にない。(添付ファイル「R2 ☆の学校」)このことから、子育て世代の中でも、特に園児を育てる世帯が増えていることがわかる。 

子育て世代の増加によっておこる課題は、図書館に小さい子どもを連れて行こうという親の行動力を起こせるかどうかにある。☆市では現在4ヶ月健診時に「ブックスタート」、3歳児健診時に「ブックセカンド」として、絵本をプレゼントしている。また、その場で読み聞かせや絵本の相談なども行っている。(※2) これらは、本を読むきっかけ作りとして、効果的である。このスタートを継続させるためには、足の運びやすさが重要になる。 

 4、課題に対するサービス

現在、☆立図書館ではホームページ上で、Facebookも連携して情報を提供している。それに加えて、新しいサービスとして、LINEの開設を提案する。LINEははじめはメッセージと無料通話のアプリとして普及し、SNSとは違っていた。しかし、2012年8月に「ホーム」と「タイムライン」という機能を追加した。このことによって、LINEがSNS化しているといえる。実際に、「友だち」登録をすることによって、タイムラインやトーク上に情報が発信され、閲覧することができる。総務省の調査(※3)にあるように、SNSの利用の中でも、代表されるツールの中でLINEの利用率は、子育て世代(20代・30代・40代 45m )では、96.70%(20代)、90.30%(30代)、74.10%(40代)と高い確率で利用していることがわかる。 LINEは無料通話アプリであるからこそ、スマートフォンが普及した今の時代に、SNSとしての利用も広げているところに、利用者への情報の提供の広がりが期待できる。また、インターネットで利用した機能・サービスのうち、最も高かったのが「電子メールの送受信」で、次いで「ソーシャルネットワーキングサービスの利用」であり(※4)、特に子育て世代のSNSの利用が30代40代が60%を超えている。このことからも、スマートフォンを使って、気軽にアクセスできるツールのなかでも、LINEアプリと連動することで、個人が図書館からの情報と繋がることができる。このような利用率の高いソーシャルネットワーキングサービスとの拡大・連携が、子育て中の親世代と、図書館をつなぐ重要なツールになることができると考える。 

文字数 1975文字 

合格のポイント

  • レポートの形式を正す。

一回目の先生からのお言葉

☆市民図書館を取り上げているが、「レポート設題集」に説明がある通り、レポート構成を工夫頂きたい。このレポートでは、前半・後半の設 題毎に章立てにして頂きたい。前半の設題において、現在実施されている課題解決支援サービスを複数挙げている。複数記述する際は、サービス毎に 見出し番号及びサービス名を付して、それぞれの内容及び特徴をまとめて頂きたい。また、後半の設題について、人口の増加についてはデータを挙げ ているが、25~27行目については、人口増加の根拠になる点であるにも関わらず、データが不明である。また、子育て世代の増加によって、どのよう な課題が起こるのだろうか。その点も不明である。公共図書館が新たなサービスを実施しようとすると、人員や予算の手当てを必要とし、その獲得に は根拠を明確にした説明が重要となるので、丁寧に正確に分析をし、実現可能な新たな案を具体的に提示頂きたい。なお参考文献3件目は発行年が欠 落している。西暦で記述頂きたい。再度頑張って頂きたい。(一部再提出) 

1度目の再提出内容は、形式的なことが中心でした。(内容ももちろん未熟でしたが…)

  • データの曖昧さは不合格
  • 提示するサービスの予算に無理があれば合格しない

2回目の先生からのお言葉

☆市民図書館を取り上げ、前回の指摘に基づいて修正に取り組んでいる。レポート全体の構成は改善しているが、2.が重複している。前半の設 題においても、レポート構成を改善し、記述内容が明確になっている。また、後半の設題について、統計を基に幼児の増加を挙げ、そこから案を提示している。案1では、駐車場の無料化を挙げているが、費用は捻出できるのだろうか。図書館予算を分析し、検討頂きたい。2では、facebookでの発 信はされているが、改善点を具体的に提示頂きたい。2では、司書の出張サービスを挙げているが、対象館は民間企業を指定管理者としており、現在 の契約内容で出張サービスまでサービス拡大が可能なのだろうか。4は、対象館を所掌している教育委員会と学校側の検討によるのではないだろう か。対象館は指定管理制度であり、勝手に決定することはできないと考える。再度頑張って頂きたい。(一部再提出) 

これらのご指摘を通して、形式と内容(データ解析)を見直し、上記の回答で合格を勝ち取りました( ;∀;)

☆市民図書館を取り上げ、前回までの指摘に基づいて修正に取り組んでいる。レポート構成の誤りを改善できている。また、後半の設題につい て、統計を基に小学校入学前の幼児数の増加が大きい点を挙げ、そこから子育て世代への情報提供手段として、現在のfacebookに加えて、LINEの活用を詳しく挙げている。 

総評:合格 

この文字を見たとき、パソコンを抱きしめようかと思いました(*’▽’)

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