司書 レポート 図書館情報技術論

図書館司書資格【近大通信】

説題がざっくりで、つかめず、再提出になってしまいました。

形式や参考文献の点においても勉強になりました。

丸写しは合格できません。参考にしていただき、自分なりに調べ、改良してください。

レポート設題 

図書館を最大限に活用するため、または利用を円滑にするためにはどういった情報技術に着目し、理解を深めるべきか。自身の意見を含めて論じてください。 

合格レポート

1、はじめに 

現代の図書館では情報技術が重要な役割を果たしている。ほとんどの図書館の目録はコンピュータ目録で、貸出や返却処理、発注もコンピュータシステムを使用している。その中で図書館をどの世代の利用者にも最大限活用するためには、実際に図書館に足を運ぶことと、図書館に関わるインターネット上のシステムで簡単で円滑に利用できることが不可欠と考える。本論では、図書館利用を円滑に進めるために必要な情報技術について論じる。 

2、図書館利用を円滑に進めるために必要な技術 

2-1 実際に図書館に足を運んでもらうために  

①CICタグの活用  

ICタグとは正式に「RFIDタグ」といわれ、非接触で大量の情報を読み込んだり、書き換えたりすることができる。利用者が自動貸出ができたり、図書館内での蔵書点検の効率化もはかられ、普及することで利便性のアップに繋がる。※1  

②自動貸出機 

カウンターを介することなく、無人の自動貸出機を利用することによって、コロナ禍で心配される接触が回避され、貸出のみに使われる図書館員の業務がレファレンス業務などの促進にも繋がる。 

③クラウドコンピューティング  

図書館システムをクラウドコンピューティングへ移行することでインターネット上のサーバを利用するものであ る。 大規模のサーバ環境を自在に組み合わせることも可能で、高度な処理性能を備えたシステムが実現可能になる。また個人情報やセキュリティー管理を施し、アプリケーション機能はクラウドサービスを利用することで変化に柔軟に対応できる。例えばICタグの自動貸出機や電子書籍の貸出もサービスを容易に導入できる。杉並区立図書館※2や前橋市立図書館などがこのシステムを採用している。 

2-2 インターネット上での図書館利用の促進のために 

①電子書籍  

デジタルデータ化された書籍を図書館に行くことなく、どこででも閲覧することができる。文字サイズを変えることができるので、高齢者や視力の弱い人でも読みやすい。また、ハイパーリンクや動画、音声、振動などを使ったコンテンツもあり、図書館に直接行くことが難しい人にも利用しやすい。 

②デジタルアーカイブの活用 

歴史的資料や価値ある文書を保存・活用することも図書館の重要な役割である。デジタルアーカイブが充実することによって、文化遺産・地域映像の継承が進み、地域の活性化や復興、地域ブランドの確率にも繋がる。図書館のホームページに載せることで、地域が日本全国、また世界をまたにかけるきっかけになる。 

③図書館からのITでの情報提供の充実  

ウェブ上のホームページでの情報提供はほとんどの図書館で行われている。また、FacebookやTwitteを利用し、タイムリーな情報を発信し充実させたものを利用者が受け取ることで図書館利用につながる。  

④デジタルレファレンスサービス 

非来館者に対するメールによるレファレンスサービスである。ウェブサイトにレファレンス質問を入力して回答する図書館もある。実際に私は「図書館の課題解決サービスについて」の質問をメールで投げかけたところ、司書の方から丁寧に返信をいただいた。図書館のレファレンスカウンターではそれに対応する司書がいなかったため、メールでの対応となったが、個別に丁寧なメールが届き、詳細がよくわかった。  

3、おわりに 

高度情報化社会で、高齢者や障害者、外国の方や、親子連れ、健常者の中でも直接図書館に行くことが難しいなど、様々な利用者がいる中で、実際に図書館に足を運ぶきっかけになるのが、インターネットやウェブサイトの充実であると考える。私は親になって改めて子どもにとっても私自身も読書の大切さを感じ、図書館がその助けになっていることを実感している。それぞれの地域に図書館があるが、どこに行こうかと選択するときにはウェブサイトを調べ、開館時間や休館日がわかりやすさ、アーカイブの充実、本の予約のしやすさを考慮した。そして、図書館に出向いたときに貸出のスムースさや、図書館員の印象などもふまえ、「また利用したい」という行動に繋がった。図書館に足を運ぶことが難しい人はよりインターネットを頼りにすることが考えられる。またICタグの利用等、図書館員の作業の効率化をはかることが、貸出業務だけの作業にとどまることなく、利用者へのレファレンスサービスの充実にもなる。図書館のシステムを改良・進歩させるにあたって、導入経費や運用経費の削減は欠かせない。指定管理者制度が進む中で、託す企業の将来性も見分けなければならない。図書館を最大限利用するため、また円滑な利用を進めるにあたっては、図書館に直接足を運んでもらうためのシステムと、インターネット上で本や情報に触れることができるシステム、そしてその管理を効率よく安全に管理できるシステムが必要と考える。 

文字数 1976文字 

合格のポイント

再提出時の講評

「一部再提出」または「全体修正」が必要です。 

参考文献にWEB上のページを挙げる場合、URLを必ず正確に記載してください。参考文献として認められない場合があります。 

レポート・論文を作成する際は章立てをして見出しを設定し、13、17行目のような「ら抜き言葉」などの話し言葉を使用しないことで、より伝わりやす いものになります。 

内容に関してはレポート作成者にとって「図書館を最大限に活用する、または利用を円滑にするとはどういうことか」という定義づけがされていない ため、今回提出された内容の大半は各情報技術の現状とその機能の説明に終始しています。 

挙げられた情報技術の機能が生み出すメリットはその定義にどういう影響を与えていると考えたかなど、もう一歩踏み込んだ考察を設題に対する回答 として述べてください。 

総評: 再提出 

  • 情報技術に関する内容は、テキストを重視
  • 参考文献のURLは正しいもの(閲覧日も記入)
  • ら抜き言葉は指摘される(上一段・下一段活用の動詞は「ら」を忘れない)ex)食べれる→食べれる
  • 定義づけ→自分の考え
  • 形式をそろえる(章立て)

講評

レポート・論文における段落の始まりは1文字分の空けてください。 

内容に関しては1章にて定義づけがされているため、以降に設題に対する回答とレポート作成者自身の意見が明確に見受けられます。 

総評:合格 

合格 バンザーイ(T_T)/~~~

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