1995年1月17日。
この数字が並ぶだけで、心の奥の何かがさわっとする。。。
私は阪神淡路大震災を経験したのは小学校6年生の時でした。
自分の子どもが小学生になり、そのころと同じ年代になっています。
子どものころ震災を体験した自分が親になって感じたことをまとめておこうと思います。
小学校での取り組みを知る
2023年1月17日。
我が子の小学校が、地震避難訓練と、震災集会の抱き合わせでオープンスクールを開催。
コロナ対応も色々変更され、授業参観をしてくださることにまず感謝!
集会の様子
震災集会では
- 先生の当時のお話
- 校長先生のお話
- 黙とう
- 子どもたちによる「しあわせ運べるように」の斉唱≪手話とともに≫
を見学することができました。
この集会で、しっかりと体ごと心から話を聞けている子どもたちを見ることができて、心から手話を伝えようとしながらマスクの下からでも感じる歌声を聞いて、涙が止まりませんでした。
28年たった今、記憶の風化や継承が問いただされていますが、
小学校で、ここまでの取り組みをしていただいていることに、感謝。
全国の小中学校では、1月17日か、3月11日付近に地震発生時の避難訓練をして、関連の集会も行われているはずです。
お話をされていた先生の
大変やったけどな、いいこともいっぱいありました。
10日間お風呂にはいれへんかった時、友達のお母さんが「お風呂入りにおいで~」て電話してくれて、お風呂にも入れた。気持ちよかったし、ありがたかったんです。
いつかそのご恩をお返ししたい。その方にお返しできへんかもしれへんけど、誰かにな。
という言葉。
たくさんの方が手を差し伸べてくれたんだな~
そーそー。
お風呂屋さん並んだな~
水って大事なんやな~って感じてたな~
と、涙と鼻水でマスクの下がびちゃびちゃになりながら、
当時のことを思い出さざるを得ませんでした。。。
なぜか、あふれる涙…
震災に関連する授業
集会後、2時間の授業参観。
我が子の2年生では、タブレットをつかって、
【避難グッズ】に必要なものの授業。
4年生では【ライフライン】の授業。
お水を使えないときの、紙皿を作ってみよう!
という、必要なこと満載の授業が展開されていて、私も勉強になりました。
幼稚園でも
小学校、ここまでしてくれたら、ありがたいな~
と感じながら三女ちゃんを幼稚園に迎えに行くと、
ママ~あわじだいしんさいのあと、なんで、いきれたん??
「あわじだいしんさい」=「はんしんあわじだいしんさい」=ながい
「いきれたん?」=「生きることができたの?」
という、ぶっこみ質問が久々出ましたが( ;∀;)
よくよく聞くと、幼稚園でも地震避難訓練の後、園長先生の話があったようで、
えんちょうせんせいな~
じしんのときは、ゆれてうごけなかってんて!
じっとしとってんて!
ママはなんで生きれたん??
と、三女ちゃんも5歳なりに、地震に対する恐怖を幼稚園で学んできたようです。
なんで生きれたかは、私なりに説明しました(*´▽`*)
○○先生はまだ生まれてなかってんて~
そりゃそうだわ(゜_゜>)
若い先生がたくさんいる幼稚園の先生は、生まれてもいなかった28年前のお話。
話せる保護者もどれだけいるのかと考えると、、、
今親になって、子供に質問されたら答える程度で…
自分の記憶をたどって、経験を語り、今後の備えについて家族と話し合うことも大切だと感じています。
当時のことを思い出す
- 地震発生時は、何が起こったかわからなかった
- 「地震」と認識したときは、机の下にいかな!と思ったけど、足が動かなかった
- 姉が、テレビの下敷きになりかけていて、妹なりに焦った
- 割れ物を踏まないように、家の中で靴を履いて片づけたけど、「ホンマにいいん?」と思っていた
- 朝の空が紫だった
- 通学路の割れている道を飛び越えていくのが楽しかった
- テレビがついた瞬間(電気がついたとき)神が降りてきたかと思った
- 余震が起きたら「今のは震度2やな」とあてることができた
- 「新聞は毎日届くことはすごい!!」と感じて、切り抜きを集め始めた
- 水をくみにいくこと、お風呂のために並ぶことは寒かったけど楽しかった
- 勤務先のポートアイランドから帰ってきた父親の原付のタイヤが泥だらけで液状化現象が身近だった
- お皿にラップをしたら洗わなくてすむ!を提案したけど、めっちゃ食べにくかった
え、けっこう出てきます。
止まりません。
姉や母となら、もっと思い出せそうです( ´艸`)
こうしてみると、楽しいことも多い。
近親者で、幸いにも亡くなった方がいなかったかもしれませんが、
しんどかったり、寒かったり、つらかったりしたことを、
楽しい思い出が残るようにしてくれたのも、
そうさせてくれた親に感謝だなと思います。
親として今できること するべきこと
その当時の話をすることは簡単ですが、いざ今地震が起きると?
と考えると、まだまだ備えが足りないことがある。
そのことに気づかされた1月17日。
今は、家族を守るべき親としての備えもしよう!!
2023年1月17日。
偶然にも、身近な方に二人も新しい生命が誕生しました。
本当に、おめでとう!!
命の大切さ、尊さを実感した一日になりました。
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