神戸市の講座「学校図書館入門」2日目!
1日目の記事はこちら↓
この日は、
神戸市教育委員会事務局学校教育部 教科指導課 学校図書係
ながぃっっ(p_-)
の方の講義でした。
教育委員会の方とはいえ、
元公共図書館司書
元小学校教諭
の肩書を持たれている方みたい(お話の内容から…)
学校図書館をより良くしようと、尽力されていることがひしひしと伝わってきました。
その中でも、絵本の読み聞かせのPowerを感じた内容をご紹介します!
おすすめされていた絵本

読み聞かせの5割は選書です!
とのこと。残りの3割は熱意、2割は読み方だそう
たくさんの絵本を紹介してくださいました。
絵が語る絵本
文字のない絵だけの絵本もありますが、
絵が語る絵本のご紹介!
ハンダのびっくりプレゼント
『ハンダのびっくりプレゼント』
ケニアの女の子が、お友だちにフルーツのプレゼントをするお話。
たくさんのフルーツと、動物達が出てきて、まさかの結末に。
まさに絵が語る本!

席を移動して子どもになったつもりで見てください!
と言われ、最前列に移動して子どもになる私。
めっちゃオモシロイ!
すでに絶版なのか…楽天やAmazonでも売っていません( ;∀;)
ナゾに大形本8,980円💧

早速、図書館でかりて、我が子に読み聞かせしましたー📖
お話の最後、女の子のお名前「ハンダ」を

パンダ🐼!
と読み間違えて、
「ハンダやからーー」
と長女にがっつりツッコまれ…すべてを台無しにしてしまいましたが(;゚∀゚)=3
『ハンダ』はもぅ見た目『パンダ』やん?!
絵の力を感じる絵本です!
リベックじいさんのなしの木
『リベックじいさんのなしの木』

リベックじいさんは一本のなしの木を大切にしています。途中、リベックじいさんは亡くなってしまします。そのお葬式の様子が、参列している人の後ろ姿から、悲しみが伝わってくる。。。

ぐっと絵が語る場面です
まるで、自分も参列しているかのよう…
版画の温かみと、物語の終わり方がポッと心温まる内容です。
自分のおじいちゃんと似ていて好きな本
おじいさんなら できる


古くなっていくブランケットをリメイクしてくれるおじいちゃんと、孫の心温まるおはなし。
本の下の帯で、ネズミの別のお話が繰り広げられていて、文字の読めない絵だけ追うような子どもちゃんも楽しめます。

私のおじいちゃんににてるんです♡
と、おすすめされていました。
登場人物が身近な人と似ている!とか、
たまたま、主人公と同じ名前でその本が好きになる!とか、
自分と重なるところを見つけることで、
大人になっても好きな一冊になることもあるかもしれません。
その他の参考図書と、紹介された本
題名 | 著者訳者 | 出版社 |
えほんのせかい こどものせかい | 松岡 享子 著 | 文春文庫 |
魔法の読み聞かせ | ジム・トレリース著 鈴木 徹 訳 | 筑摩書房 |
子どもの本のもつカ | 清水 真砂子著 | 大月書店 |
0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」 実践ガイド | 児玉 ひろ美 著 | 小学館 |
ベーシック 絵本入門 | 生田美秋/石井光恵/藤本朝巳 編著 | ミネルヴァ書房 |
おじいさんならできる | フィービ・ギルマン作・絵 芦田ルリ 訳 | 福音館書店 |
あさの絵本 | 谷川俊太郎 文 吉村和敏 写真 | アリス館 |
ハンダのびっくりプレゼント | アイリーン・ブラウン作 福本友美子 訳 | 光村教育図書 |
リベックじいさんのなしの木 | テオドール・フォンターネ文ナニー・ホグロギアン絵 藤本朝巳 訳 | 岩波書店 |
はなのあなのはなし | やぎゅうげんいちろう さく かがくのとも傑作集 | 福音館書店 |
かえるをのんだととさん | 日野十成 再話 斎藤隆夫 絵 | 福音館書店 |
アルパカパカパカやってきて | おおなり修司・文 丸山誠司・絵 | 絵本館 |
バルバルさん | 乾 栄里子・文 西村 敏雄絵 | 福音館書店 |






絵本は、表紙が並べられるだけでも、ワクワクします(*˘︶˘*).。.:*♡
読み聞かせの仕方と心構え
めくれないを解決
本の持ち方や、位置、表紙を見せたり、みかえしも楽しむ。
実演と共に教えていただきました。
私が我が子に読み聞かせしているときの、一番の壁が…
本選びでもなく、読み方でもなく、
スムーズにページをめくれない!!
飛ばしてしまったり、
なかなか1ページをめくれなかったり…
お話の展開のペースを崩すことが多く💧
そこで、経験豊富な先生はどうされるのかなぁーと見ると、
指サック してたーー(*゚∀゚)

ですよね…プロでもめくれないですよね!
と妙に納得。
- 背表紙に親指を当てて本をしっかり立てる
- 本を持つときは横書き(左開き)は右手で、縦書き(右開き)は左手で持つ→絵を邪魔せずにめくることができる
読み聞かせのたびに、指サックをつけることはできないけれど…
この2つをするだけで、読みやすさが劇的に変わりました!!
その他の注意点も教えてくれるYouTube↓
本の読み手は額縁
アメリカの有名な児童図書館員で、すぐれたお話の語り手でもあるセイヤーズ女史は、お話について、こんなことを言っています。 「お話を語ることは、文学に対して、額縁が絵に対して果すと同じ役割を果します」
『えほんのせかい こどものせかい』 松岡 享子 著より
この一説を紹介されました。

主役は本。
過度な抑揚をつけることなく、丁寧に自然に、本を楽しみながら読むことで、子どもたちが、十分うけとってくれる。
これから、額縁に徹したいと心に決めました。

子どもに読みたい絵本を選び、
少しのコツと、心構えで、
日々の読み聞かせにも変化がありました。
寝る前に寝転びながら読んでいた本も、座って並んで読めるように…

学ぶべきことが多いです(/・ω・)/
今回も勉強になったーー*✪*


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